新年あけましておめでとうございます。

　昨年は会員法人の皆さまをはじめ、関係者、各団体の皆さまにたいへんお世話になり、真にありがとうございました。

　二年にわたりパンデミックを引きおこしている新型コロナ感染症は、法人・施設の運営、日々の保育・介護・支援、そして地域の福祉に大きな影響を及ぼしました。それでも全国の事業者と福祉の現場で働く皆さんの懸命の奮闘努力で、子どもたちや利用の方がたのいのちと暮らしを守り続けています。あらためてお互いにエールを送り合いたいと思います。

　そのコロナ禍に発足しました社会福祉経営全国会議は、分野を超え、地域を超え、全国で繋がりあい、学びあい、声をあげ政府や自治体に働きかけるなど、さまざまに活動を展開してまいりました。これもひとえに皆さまのご支援とご協力のおかげと感謝いたします。

　2022年は、社会福祉経営をめぐっては新たに社会福祉連携推進法人制度が4月にスタートいたします。また全世代型社会保障の名のもとで、さらなる地域における助けあいが強いられていきます。そしてなによりも、平和のうちに生きる権利と人権保障としての社会福祉事業の根幹をなす憲法9条25条をはじめとする改憲の動きが強まると予測されます。わたしたち社会福祉経営全国会議はこれらの諸課題にたいし、あくまでも「権利としての福祉」を守り実現させるという軸をぶらさずに、今年も皆さまとご一緒に歩む所存です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2022年1月元旦

一般社団法人　社会福祉経営全国会議

会長　茨木　範宏