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4/30社福経営トップセミナー2021の第1回シンポジウムが開催されました!
4/30社福経営トップセミナー2021の第1回シンポジウムが開催されました。約70名の参加をいただきました。
コロナ禍に見えてきた社会福祉の脆弱さとその歴史的背景を高齢・障害・保育の分野からともに考え学び、今後の打開に向けた力にするためのセミナーとなりました。
憲法と50年勧告をよりどころとしていた権利としての社会福祉が95年勧告以降、自助・互助・共助へと舵を切り、具体的に介護保険導入、障害者自立支援法、子ども子育て新制度へとつながってきました。バラバラな攻撃のようで、根は共通。市場原理に基づく多様な経営主体の導入、措置制度の廃止、契約制度、常勤換算方式。そして、支援の物差しは豊かな経験による践からITやロボットを駆使した効率と生産性が高い支援が良しとされるものに。しかし、その脆さは今回のコロナ禍で明らかになり
ました。
保育と介護・障害の違い、また共通する課題も見えてきました。憲法25条の福祉、介護保険ではなく老人福祉法の理念が重要であること。児童福祉法24条1項の意義。職員配置、面積基準などの最低基準は、本当に最低な基準であることなど。
今回は初めての試みで、まだまだ発展途上のセミナーであると感じました。しかし、全国会議が取り組もうとしている分野横断の共通課題を明らかにし、大きな共同と連帯を前進させる重要な第一歩になったのではないかと思います。
第2回の学習講座は5月28日(金)10時から「憲法と福祉国家解体戦略〜構造改革として進められた新自由主義施策のの帰結〜」と題して二宮渥美先生の講演です。ぜひご参加ください。
✴︎今日以降の新たな申込者には、本日の資料をお送りします。動画については準備ができ次第リバイバル配信をご案内します。